三宝教団の基本的立場
山田耕雲老師によって次のように明示されている───
釈迦牟尼と菩提樹
宮原柳僊・画
「道元禅師の法門を通して

仏道の原点に立つことを以って

三宝教団の基本的立場とする」



仏道の原点」とは、 釈尊、なかんずくその大悟の体験そのものを意味する。

釈尊は長年の難行苦行の末、真の悟りは禁欲主義の結果得られるものではな

いことを確信し、正しい食事によって健康を回復した後、(後に菩提樹と呼ばれ

る)大樹下に端坐。そして臘月八日、煌めける暁の明星を一見した刹那、突如大悟

徹底した。釈尊のこの大悟の体験が、仏道の原点である。



われわれの修行の目的は、 正しい坐禅の実行を通して釈尊の足跡に倣い、

無限かつ絶対であるわれわれの真の本質を悟ることにあり、さらには、このよう

な悟りへの執着を根絶して、われわれの真の自己をおのが身心において顕現

せしめるよう、終りなき努力を重ねることにある。これが「道元禅師の法門」とい

う表現で意味されていることである。


この実践を通して、 われわれは真の究極的な大安心を達成することができる

のみならず、さらにこの喜びを他の全ての存在と共有したいという菩薩の願行

が自然に発現し、恒常的に世界および宇宙を浄化する大活動が可能となる。

しかも、仏祖正伝の禅仏道には、この大目的を実現するため、


坐禅という具体的方法
厳然と確立している。この修行実践を通して、全人

の恒久平和を一歩一歩実現すべく貢献するのが、われわれ三宝教団の終極

目標である。

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